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アリソントランスミッション搭載のパッカー車 14年間ATのトラブルなく、メンテナンスコスト削減と作業効率に貢献

東京 2024年11月27日– 中・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカー、アリソントランスミッションの6速フルオートマチックトランスミッション、アリソン2000シリーズTM搭載、日野自動車製中型トラック、レンジャー「GD」をベースとしたパッカー車が、青森県内の廃棄物回収事業者で14年に渡りトラブルなく快適な走行を維持し、事業効率の向上に貢献しています。

青森県十和田市の有限会社十和田環境サービスは、2010年にアリソン2000シリーズTM搭載のパッカー車を導入し、2024年秋に総走行距離が約38万キロに達していますが、これまでトランスミッションの大きなトラブルはなく、快適な走行を続け、メンテナンスコストを抑えています。十和田環境サービスでは、事業系の廃棄物を1日に30〜40件回収し、頻回な発進、停止を繰り返す走行パターンで車両を稼働させています。車両に大きな負担がかかる走行パターンでありながら、この14年間でトランスミッションのトラブルはなく、メンテナンスは定期的なフィルターやトランスミッションフルード(ATF)の交換程度であり、マニュアル車のようにクラッチ交換などを行う必要がなかったため、メンテナンスコストの低減に寄与し、車両のダウンタイムを最小限にしています。

マニュアルトランスミッション搭載のパッカー車は、頻回な発進や停止のたびに、PTOスイッチの操作を行いますが、アリソンAT搭載車では停車中にシフトセレクターをPレンジまたはニュートラルに入れた状態でPTOスイッチを一旦オンにした後、走行するためにシフトセレクターをDまたはRに移動させると自動的にオフに切り替わります。また、再びシフトセレクターをPレンジまたはニュートラルに移動させるとPTOが自動的にオンになるため、PTOスイッチを操作する必要がなく、回収物の積み込みなど、次の作業にすぐ取り掛かることができ、作業効率が上がります。(注:不慮の事故を防ぐため、作業時に一旦停車する際はニュートラルではなく、Pレンジに入れることを推奨)

十和田環境サービス、竹内慎也取締役は、「アリソンAT車は、PTO操作の簡素化が図れるだけでなく、坂道発進時など、圧倒的に操作性が楽であることが、ドライバーにとって大きなメリットだと感じています。ドライバーの負担を軽減するためにもアリソンAT搭載車の導入は意義深く、加えて経営側としてもメンテナンスコストとメンテナンス時間の削減に寄与していると感じています。これまで大きなトラブルはありませんでしたが、製品そのものの堅牢性、耐久性が高いことに加え、アリソンのサービスディーラーである株式会社東奥ヂーゼルが、頻繁に車両の調子を聞くために連絡をくれるだけでなく、定期メンテナンスを推奨し、迅速に実施してくれるため、不測のトラブルを予防できていると考えます。私たちは長年にわたる信頼関係の構築を図ることができているため、安心してメンテナンスをお任せすることができます。この車両は当分の間代替えする必要なく、問題なく走行できるでしょう」と述べています。

ドライバー不足の中、労働時間の上限が規制された運輸業界での2024年問題に対応すべく、2026年4月に中型トラックにAT限定免許が導入されることとなりました。商用車メーカーはAT搭載車の設定を増加させ、運輸事業者によるAT車の導入は今後広がると見られます。竹内氏は、新入社員の研修に1ヶ月は要するところを、AT搭載車であれば研修期間を短縮することができるため、即戦力にしやすく、AT搭載車を保有することでAT限定免許保有者に対するアピールにもなるため、採用活動での大きなメリットとなりうる、と付け加えました。

Allison News

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