1915年:ジェイムズ・A・アリソンが、インディアナポリス500のレース活動をサポートするためにSpeedway Team Company(後のアリソントランスミッション)を設立。創業当初から品質と製造技術を経営理念の基盤とする。アリソンのブランドプロミスを象徴するジェイムス・アリソンの言葉「Whatever leaves this shop over my name must be of the finest work possible(私の名の下に工場を出る製品はすべて、可能な限り最高の品質を備えていなければならない)」の看板が工場内に掲げられた。
1917年:第一次世界大戦開戦の翌日、ジェイムス・A・アリソンがSpeedway Team Companyにレースに関するすべての活動の中止を指示し、インディアナポリス500を中止する。Speedway Team Companyは 大砲や戦闘装備を運搬する高速履帯式トラクター、飛行機用エンジン、戦車部品、戦車の履帯、生産用過給機、減速ギヤボックスの開発によって米国の戦争努力を支援する。
1920年:レースとスピードウェイにとどまらない事業の拡大に合わせて社名をSpeedway Team CompanyからAllison Engineering Companyに変更。リバティ航空機用エンジンで米国航空機生産局 (U.S. Bureau of Aircraft Production) に認められ、品質に対するその評判を着実に築く。第一次世界大戦終了後まもなく、Allison Engineeringは国のリバティ航空機用エンジンの精密減速ギヤアセンブリ、Vドライブ舶用ギヤ、4気筒発電機セット、12気筒舶用エンジンを生産する。
2007年:前年のゼネラルモーターズのアリソントランスミッション売却計画の発表を受け、カーライル・グループとオネックス・コーポレーションがアリソントランスミッション部門を56億ドルで買収し、Allison Transmission, Incがゼネラルモーターズから独立。Lawrence E. Deweyが会長兼CEOに就任。
2009年~現在:イノベーション時代
2012年:Allison Transmission Holdings Inc.がニューヨーク証券取引所でシンボルALSNで取引を開始。CEOのLawrence E. Deweyが、戦略的優先事項としてグローバル市場でのリーダーシップの拡大、新興市場への進出、新技術と製品開発への注力、好業績の実現などを挙げて投資家に情報を提供する。