トルコの旅行会社が、効率性と快適性を求めて、 アリソン搭載のアナドールいすゞ Grand Toroを導入

イスタンブール 2023年6月30日– イスタンブールを拠点に1985年から国内観光旅行サービスを提供しているSüper Tur社は、このほどアリソンTモデルを搭載したアナドールいすゞ製、全長8.5メートルの中型観光バス、いすゞ Grand Toroを導入し、ドライバーから効率と快適性の向上を実感しています。Süper Tur社は、年間約12~14万キロメートルの観光輸送を行っています。

主に外国人観光客向け、そして国内観光客向けにもツアーを提供しているSüper Turのドライバー、ジハン・エズテュルク(Cihan Öztürk)氏は、18年間マニュアルトランスミッションのアナドールいすゞ製バスに乗務していましたが、7ヶ月前よりアリソン製フルオートマチックトランスミッション搭載のいすゞGrand Toroに乗務し、その優れた性能を実感しています。エズテュルク氏は、「最短でも3,000~3,500kmの行程となる私たちのアナトリア地方へのツアーは、観光のオンシーズンにはわずか1~2ヶ月で多くの旅行会社の年間走行距離に達し、観光客は常に快適性と安全性の高さを求めています。私は長い間、マニュアルトランスミッションを搭載した中型観光バスに乗務しており、オートマチックトランスミッションに懐疑的な見方を持っていました。しかし、アリソントランスミッションを搭載したいすゞのGrand Toroを体験して、私たちの偏見が根拠のないものであることがわかりました。私はベテランドライバーとして同僚のロールモデルとなれるよう、できる限りフルオートマチックトランスミッションの利点を述べるようにしています」と述べました。

アナドールいすゞ製35人乗り、全長8.5メートルのいすゞGrand Toroには、カミンズISBユーロ6エンジン(210馬力/トルク850Nm)にアリソンの6速リターダー付きフルオートマチックトランスミッション、アリソンT3270® xFE™ が標準装備として搭載されています。

アリソン製フルオートマチックトランスミッションで実証された燃費性能
エズテュルク氏は、「トルコのツアードライバーのなかには、マニュアルトランスミッションの方が燃費性に優れていると信じ、フルオートマチックトランスミッションの使用を控える人がいます。実は、私たちも新車を購入する前に同じ懸念がありました。しかし、この車を使い始めてから7カ月が経ち、3万キロ以上走行してみると、実際には燃費の良さを身をもって体験することができました」と述べました。

「アナドールいすゞの中型バスは、その効率性と優れた乗り心地の観点から、常に旅行会社に好まれています。アリソンのフルオートマチックトランスミッションを搭載したことで、この車両の性能はさらに高いレベルに達したと思います。同じルートで、マニュアルトランスミッション搭載車とアリソンのフルオートマチックトランスミッション搭載車を比較すると、オートマチック車では燃料消費量が大幅に減少しており、収益性が向上しています。もちろん、車両スペックの向上もありますが、アリソン社のトランスミッションが結果に貢献していることは明らかです」と加えました。

3,000キロの試乗
エズテュルク氏は続けて、「アリソントランスミッションを搭載した中型バス『いすゞ Grand Toro』を有する、旅行会社の中で、Süper Tur社はロールモデル的な役割を担っており、多くの同業者が私たちの車両に興味を持っています。多くの近隣の旅行会社が私たちの車両を試乗し、メルシンやディヤルバクルの同業者は、試乗後、アリソントランスミッションを搭載したいすゞ Grand Toroを購入しました。ディヤルバクルの同業者は導入後、4ヶ月を経て同様の燃費効率の高さを体験し、燃費にかなり満足しているようです」と述べました。

アリソントランスミッションによるメンテナンスの軽減
さらに、アリソントランスミッションは、観光や旅客輸送において最も重要なコストの1つであるメンテナンスコストの削減にも貢献します。機械式クラッチシステムの代わりにトルクコンバーターを使用することで、コストと時間のかかるクラッチの修理や交換が不要になります。アリソンのフルオートマチックトランスミッションのメンテナンスでは、定期的なATFとフィルターの交換のみが必要です。メンテナンスコストと修理コストの両方が節約され、ダウンタイムが短縮されます。

「マニュアルトランスミッションを搭載した当社の車両では、走行状況に応じて少なくとも1年に1回はクラッチ交換が必要であり、時にはもっと早くクラッチの故障を経験することもあります。また、クラッチの交換だけでは故障は解消されず、クラッチのアウトプットシリンダーやマスターシリンダーに純正部品を使用しても、異なる不具合が発生することがあります。特に観光のピークシーズンには、こうしたトラブルで大変な思いをすることになりますが、アリソントランスミッションはコストと時間を節約してくれます」とエズテュルク氏は説明しました。

標準装備のリターダー
アリソンの統合油圧リターダーは、車両のブレーキ性能を補完し、ブレーキ能力を向上させます。ABSやクルーズコントロールシステムとの完全な統合を実現しながら、制動距離を短縮することができます。油圧式リターダーは、必要なときに車両を減速させることができますが、急な下り坂や上り坂がある路線で大きなコスト項目となるブレーキパッドやディスクの寿命も延ばします。

エズテュルク氏によると、「マニュアル車では、リターダーの代わりに渦電流ブレーキがあるだけで、アリソントランスミッションのリターダーは、天候や路面状況にかかわらず制動距離を大幅に短縮し、優れた車両制御を実現します」と言います。

ドライバー、乗客、会社のため、完全自動運転へ移行
「観光輸送において、乗客とドライバーの快適さは、事業者の収益性と同等に重要です。また、ドライバーのパフォーマンスも観光事業者の効率に大きく影響するため、ドライバーの要求は事業者にとって最優先事項です。アリソン搭載車によって、私たちは収益性の向上と労働条件の改善の両方を実現しました。当社とドライバーの双方にとって、Win-Winの関係です」とエズテュルク氏は述べています。

16 6, 2023

 

アリソントランスミッション(NYSE: ALSN)は、商用車および防衛車両向けの車両推進ソリューションを設計・製造するリーディングカンパニーであり、中・大型のフルオートマチックトランスミッションの世界最大のメーカーであるとともに、世界の働き方を改善する電動化推進システムのリーダーでもあります。アリソン製品は、オンハイウェイ・トラック(配送、塵芥収集、建機、消防、救急)、バス(スクールバス、路線・観光バス)、キャンピングカー、オフハイウェイ・ビークルおよび機器(エネルギー開発、鉱山用機器、建設)、防衛車両など、さまざまな用途で使用されています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに置き、世界150カ国以上で事業を展開し、オランダ、中国、ブラジルに地域本部、米国、ハンガリー、インドに製造拠点を持つほか、インディアナ州インディアナポリス、ミシガン州オーバーンヒルズ、英国ロンドンに電動化エンジニアリングセンターを置くなど、グローバルなエンジニアリングリソースを有しています。また、アリソンは世界各地に1,600以上の独立した販売代理店およびディーラーを有しています。詳細については、allisontransmission.comをご覧ください。