アリソントランスミッション、eGen Power™電動アクスル 生産組立ラインの新設を完了

109,000平方フィートの専用施設において、実証済みの品質と信頼性を誇る eGen Power™電動アクスルシリーズの商用生産を開始

インディアナポリス、2021年11月9日 — ハイブリッド駆動システムおよび完全電気駆動システムを含む、戦術装輪車、防衛装軌車、および中型・大型商用車向けの電気駆動ソリューションの設計と製造を手掛ける世界最大手サプライヤーのアリソントランスミッション(以下、アリソン)は、ミシガン州オーバーンヒルズにあるアリソンの電動アクスル開発・製造施設において、新たな電動アクスル生産組立ラインの設置を完了したことを発表しました。この専用生産ラインには、自動組立機能が備えられており、完全一体型電動アクスルであるアリソンのeGen Power™シリーズの製造と共に、先行試作の生産量を段階的に増やす準備も行われています。

アリソンのグローバルマーケティング・セールス・サービス担当シニアバイスプレジデントであるジョン・コールは、「新しい組立ラインの完成と電動アクスルの生産能力の拡大は、アリソンeGen Power電動アクスルシリーズの市場投入に向けた重要なステップとなります。この業界をリードする製造・開発インフラを導入することで、eGen Power電動アクスルが、当社の完全自動トランスミッションや電動ハイブリッド駆動ソリューションへの期待と同様に、妥協のない品質や信頼性、耐久性、性能を提供することを保証します」と述べました。

アリソンは、eGen Powerシリーズの開発・生産をサポートするクラス最高のインフラ整備のために、多額の投資を行ってきました。また、生産組立ラインに加えて、電動アクスル専用の製造検証テストプロトコルの導入も完了しており、個々の電動アクスルについて一連のテストを行い、すべてのシステムが規定の性能レベルに達していることを確認できます。このテストシステムにより、厳格な基準を満たした電動アクスルだけを確実に出荷することができます。またアリソンは、迅速かつ再現性と信頼性に優れたエンジニアリング開発と設計検証を実施するため、電動アクスルのダイナモメーター設備にも多額の投資を行ってきました。

オーバーンヒルズの電動アクスル生産施設では、eGen Powerシリーズのすべての製品が製造可能です。これには、大型6x2向けのeGen Power 100Dや、13トンの定格総軸荷重が要求されるヨーロッパ・アジア太平洋地域をターゲットとしたeGen Power 130D、そして大型6x4トラクターや大型タンデム車軸ストレートトラックに加え、中型トラックやスクールバスにも対応できる100Sが含まれます。

アリソンのeGen Powerについては、こちらをご参照ください。(英文のみ)

24 11, 2021

 

アリソントランスミッション(NYSE: ALSN)は、商用車および防衛車両向けの車両推進ソリューションを設計・製造するリーディングカンパニーであり、中・大型のフルオートマチックトランスミッションの世界最大のメーカーであるとともに、世界の働き方を改善する電動化推進システムのリーダーでもあります。アリソン製品は、オンハイウェイ・トラック(配送、塵芥収集、建機、消防、救急)、バス(スクールバス、路線・観光バス)、キャンピングカー、オフハイウェイ・ビークルおよび機器(エネルギー開発、鉱山用機器、建設)、防衛車両など、さまざまな用途で使用されています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに置き、世界150カ国以上で事業を展開し、オランダ、中国、ブラジルに地域本部、米国、ハンガリー、インドに製造拠点を持つほか、インディアナ州インディアナポリス、ミシガン州オーバーンヒルズ、英国ロンドンに電動化エンジニアリングセンターを置くなど、グローバルなエンジニアリングリソースを有しています。また、アリソンは世界各地に1,600以上の独立した販売代理店およびディーラーを有しています。詳細については、allisontransmission.comをご覧ください。